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今週の礼拝めっせーじ
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| 礼拝説教11/12|礼拝メッセージ集|聖日礼拝| |
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礼拝説教 2000-11-12『なくした銀貨』(ルカ15章8-10節) 私の「事故紹介」(^_^;)。どうしてクリスチャンになったのか、お話ししたいと思います。教会に来たきっかけが交通 事故でした。私は群馬県の太田市である会社に勤めていましたが、ある日仕事の帰り道、友人の勧めるままに、バイクに乗せてもらいました。会社を出てまもなく事故に遭いました。後から追い越して来たスポーツカーがありましたが、前から来たダンプをさけるために急にハンドルを切りましたので、車がゆれて、私が乗っているバイクに接触しバイクは倒されました。私は後ろに乗っていましたから、そのまま空中を飛ぶようにして、私は実際ダンプの下につっこんでしまいました。倒れたところにダンプが来ました。運転手は私を引いてしまったと思ったそうです。周りの人が引っ張り出してくださり、直ぐ病院に連れて行かれました。 あっという間の出来事でした。死に直面 してあわてました。自分が死ぬということは、怖いものでした。「今晩が峠です」という医師の言葉に唖然としました。家族が回りにたっていました。『何のために生きてきたのか 。俺はまだ死ねない。』 死に直面した峠が何回かありましたが、1ヶ月経ち、意識も戻り、少しずつ癒されて来ました。このバイクを運転していた友人が、ある日、牧師を連れて来ました。牧師は、話があまりできない私に、聖書の御言葉を書いたカードを、枕元に置いて行かれました。その一つに「人はみな草のようで、その栄はみな草の花のようだ。草はしおれ花は散る。」と書かれていました。またローマ書8章28節の言葉は「すべてが益になります」つ らいことも悲しいことも後でプラスになるというメッセージが書かれていました。 この病院に4人、太田キリスト教会に行っている看護婦さんがおられました。そこで看護婦さんの勤務の空けた時 、連れて行ってもらいました。ある日の昼間、教会に行った時、もちろん、松葉杖をついてですが、そのとき、教会の会堂では、高校生の体操部の選手が近くの高校から来て休んでいました。実は、その人は星野富弘さんでした。彼の手足は太くて逆立ちをしたりすばらしく健康そのものでした。私は、痩せていて、やっと歩ける感じでした。対照的な二人でしたが、共通 点はお互いにまだ神様を信じていないこと、そして同い年という点でした。私は退院してか らも、教会に通い続け聖書を読むようになりましたが、イエス・キリストが私たち一人一人を愛していること。キリストの十字架は私の罪の身代わりであったことを知りました。そしてわたしは主イエス・キリストを信じました。星野さんもその後事故にあって、様々な辛い経験の後病院でイエス・キリストを信じ受け入れました。次に私たちが出 会った時は、二人ともクリスチャンになっていました。彼は「愛深き淵より」とい本を出していますが、底の見えない深い淵、深淵に立つときこそ、私たちが神様に出会うときではないでしょうか。 死の淵までころがった者として、いつも思い起こすのが、ルカ福音書15章にある主イエスのたとえ話です。失われた銀貨のたとえ話と言われますが、よく読むと「なくなった銀貨を念入りに捜す女の人のたとえ話」であることが分かります。そこには、失われたものを探し求める神の愛が語られています。ある女性が銀貨を10枚持っていまし たが、そのうちの一枚をなくしてしまいました。銀貨は下に落ちてころころと転がりました。銀貨は生き物ではありませんから、自分で動くこともできず、落ちた所、倒れた所にそのままです。たとえそこがどぶのような所であろう と、汚い縁側の下であろうと、銀貨は倒れた所でそのままでした。銀貨が落ちる姿は、人間の人生にも似ていると思 います。落ち始めると必ず低い方へ進みます。決して高い方へは行けません。「失われた」「なくした」ということ はどのような状態でしょうか。それは「本来あるべき場所からはずれている」ということです。あるべきところにない。電車なら線路から脱線している。船なら航路からはずれている。人間がそのような状態にはまりこんでしまった 、それが「失われた」状態なのです。人は「人生とは、とかくこのようなものだ」とすぐにあきらめてしまいます。 そのくせ、家族の誰かが教会に行くと「教会なんか行くのよせ」と反対します。クリスチャンなんかになるな。洗礼なんか受けるな。立ち上がろうとする者の足を引っ張って自分と同じ泥の中に引き戻して、一緒に心中でもしようとしてしまうのです。 しかし、このたとえ話が教える第一の点は、そのような状態の人間を捜して、本来いるべき立場に戻そうとしてくださる神様がいることを訴えています。神様は私たちに呼びかけておられます。「あなたは、いまのような生き方で本当の喜びを感じているのか」「もっときよい人生を送りたくないのか」「心が健康な生き方をしたいか」。イスラエルの人は「助けてください」と神様に叫べば、神様は必ず助けてくれると知っていました。しかし、聖書は、そうではなく、ご自分から失われた者を探し出してくださる神様がいると教えているのです。捜すのは愛があるからです。愛 がないなら捜しません。探し求めるということは、神様が私たちを心に留めておられること、私たちを愛しておられ ることを示しています。 昔、好地由太郎という人がいました。彼は貧しい家庭に生まれ、18才の時に日本橋に奉公 に出されました。奉公先で悪いことを重ね、ついには女主人を殺害して金を奪い、その証拠を消すために放火しまし た。やがて彼は捕まり投獄されました。未成年だったので彼は無期懲役になりました。しかし獄中でも2回脱走をし 通算23年間獄中で暮らしました。看守からもひどく嫌われていました。ところが、たまたま、ある牧師が刑務所を 訪問し、彼にも一冊の聖書が差し入れられました。彼は、ある日、「聖書を取って読め」という不思議な声を聞き、 それから聖書を一生懸命読み始めました。彼は文盲でしたので、最初にカタカナを学び、つぎにひらがな、少しずつ 聖書を拾い読みし始めたのです。次第に彼は「自分がなんと人生に値しないような生き方をしてきた」と痛感するよ うになりました。彼は変わり、酒もたばこも断ったので、看守達はびっくりしました。そして彼は人がいやがる便所掃除を率先してやるようになり、人から便器の番人と呼ばれるようになりました。そんな時、ある夏、牢獄の中で祈 っていると全身蚊に食われてしまいました。彼は人の血を吸った蚊だけが越冬できるということを知っていました。 主イエスは「私の血を飲む者は永遠のいのちを持っています。」と言われました。彼は回心し模範囚人となり、その立派な生き方が時の天皇の目にも留まり、明治天皇の特別 な恩赦によって釈放されました。その後、彼は牧師になって残りの生涯を神にささげました。好地さんの話は極端かも知れませんが、私たちの中にも大なり小なり彼に似たも のを持っているのではないでしょうか。しかし、私たちが銀貨のようにたとえ落ちてしまったとしても、そのような 者を探し求めて、本来の立場に戻そうとする神様がいることを覚えてください。 次にこのたとえ話が教える第二の点は、失われたものでも神様の目には高価で尊いものであるということです。なくなった一枚の銀貨は残っている9枚の銀貨と同じ価値があります。かけがえのない一枚なのです。この女性は銀貨 が9枚残っているから1枚ぐらいなくてもいいとは思いませんでした。その1枚を懸命に捜しました。神様の愛は一 人一人に向けられています。どんな人間にも神様の愛が向けられており、どんな人間でも神様の目には高価で尊いのです。私たちは、自分を卑下して、自分なんかどうなってもいいと考えることがあります。しかし、神様は一人一人 を心から愛して、神様から遠く離れている人間を必死になって捜してくださるのです。初めの人間アダムとエバも罪 を犯した後、神から離れ隠れました。しかし、その時も、神様は「あなたはどこにいるのか」と彼らに呼びかけておられます。人間がどんなに隠れても、神様は探しに来られます。私たちは神様に背を向けて生きていました。それでも神様は私たちに声をかけてくださいました。神様は私たちと交わりを保ちたいからです。 最後に第三の点は15章の9,10節に書かれています。「あなたがたに言いますが、ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです。」主イエスが、このたとえ話をしたきっかけは、当時の宗教家たちが、主イエスの周りに群がる罪人や取税人や下層階級の人を非難したことでした。宗教家たちは彼らを「あんな奴 」と呼んで見下していました。しかし、神様の心は全く反対です。失われていた人々が回復することを大いに喜ばれるのです。一人の人が悔い改める時、天国では御使いの喜びの大合唱が聞こえるというのです。悔い改めるとは方向 を180度転換することです。神様に向きを変えることです。あなたは神様の呼びかけに答えようとしているでしょ うか。太陽に背を向ければあなたの目の前は常に闇です。しかし、太陽の方を向けば光りがあふれるのです。神様は 、あなたにも、光の道に入るようにと招いておられるのです。あなたは銀貨のように価値のある存在です。しかし、 持ち主の手から落ちてしまった銀貨は、その価値を発揮できないままそこにころがっているしかありません。あなたも神から離れて生きているならば、本来の価値を発揮できないままで一生を終えなければなりません。神様はあなたを愛しておられます。あなたを探し求めておられます。あなたも人生の方向転換をして神様と共に生涯を生きて行きませんか。 ページのTOP (上記の文章を許可なく他に転載することを禁止します。) |