新年礼拝めっせーじ
礼拝説教01/01|新礼拝メッセージ集礼拝メッセージ集聖日礼拝


礼拝説教 2001-01-01『わたしは新しく創造する』(イザヤ65章17-20節)

(イントロ)
今日からいよいよ21世紀に入ります。20世紀は人間が大きな進歩を遂げた100年間でした。3年前にアメリカの雑誌が20世紀に関する特別 号を出し、20世紀に行われた多くの発見や発明について記事を載せていました。その記事によると、1903年に初めて飛行機が飛びました。1905年に輸血が始まりました。1940年に初めてカラーテレビが 作られました。1969年に初めて人間が月に行きました。
1990年にインターネットが始まりました。私たちは、この ような素晴らしい時代に生まれ、生きています。この100年間の人間の進歩を考えると、これからの100年間にはどんな時代になるのか、とても楽しみです。

 このように20世紀に入って、私たちの生活は昔よりもはるかに便利になりました。生活の楽しみもずいぶん増えま した。しかし、人間の心はそれだけ良くなったでしょうか。20世紀は戦争が続いた時代でした。世界中で戦争がない 日は一日もありませんでした。また、びっくりするような事件がたくさん起きています。昨年は17歳の少年が多くの 犯罪を犯しました。人を殺してみたかったという高校生もいました。生活がどんなに良くなっても、人の心は変わっ ていない。いや、むしろ前よりも悪くなっている。このように考えると、21世紀がどのような時代になるのか非常に不安です。

 しかし、私たちは恐れる必要はありません。昨日語ったように、第一に、神は決して変わることのない方です。私たちに対する神様の約束、神様の働きは決して変わることがありません。第二に、私たちには聖書の言葉が与えられています。イエス様は言われました。「この天地は滅びます。しかし、私の言葉は滅びることはありません。」昔から多くの人が聖書を滅ぼしてしまおうとしました。3世紀に一人のローマ皇帝が世界中の聖書を全部焼いてしまえと いう命令を出しました。そして聖書を隠していた人は殺されました。何年かしてその皇帝は聖書が地上から全てなくなったと思って、記念碑を建てて、そこに「キリスト教は滅んだ」と書きました。しかし、聖書はなくなるどころか 今でも世界のベストセラーです。そして第三に、私たちの助け主として聖霊がいつまでも私たちのそばにおられます 。ローマ人への手紙8章26節に次のような言葉があります。「御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてください ます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによっ て、私たちのためにとりなしてくださいます。」私たちは時々、どう祈ったら良いかわからないほど悩みや苦しみを 経験する時があります。そのような時に聖霊が私たちを助けてくださると約束されています。この助けるというギリシャ語の言葉はとても長い言葉で、三つの言葉から作られた言葉です。それは「いっしょに」という言葉と「身代わりに」という言葉と「引き受ける」という言葉です。ですから、この助けるという言葉の意味は、誰かが重荷を背負って困っている時に、その人に代わってその重荷を背負って、その人を助けてあげるという意味です。私たちが悩みがあって祈っている時に、聖霊が助けの手を伸ばして、私たちの心の重荷を私たちに変わって背負って、そのように して私たちを助けてくださるという約束です。この変わらない神、滅びることのない聖書の言葉、そして重荷を共に 背負って助けてくださる聖霊がいつもともにおられることを覚えて、この1年も歩んで行きたいと思います。  さて、今日読みましたイザヤ書は旧約聖書の中の預言書です。イエス・キリストの時代よりも700年も前に書かれた預言です。新しい年を迎えて、イザヤ書のメッセージに耳を傾けてみましょう。

 (1)世界を新しくされる神様 
 聖書は、創世記1章1節の「初めに神は天と地を創造した」という言葉で始まっています。つまり、この世界は神様 によって創られて始まったという意味です。神様は初めに美しい世界を創られましたが、人間の罪はこれを汚してしまいました。今、多くの人々が世界の自然を守らなければならないと訴えています。環境を守ることの大切さを知っています。しかし、それはなぜかと言うと、人間の罪が、自分に都合がいいように自然を壊してしまったことが原因 なのです。しかし、神様は、そのような世界をもう一度新しく作り直してくださると書かれています。ローマ人への 手紙の中では、人間だけではなく、神様が創られた自然さえも苦しんでいると書いています。しかし、そのような人 間が壊した世界も、神様は、まったく新しく作り変える力を持っておられるとイザヤ書は教えています。将来、私たちの住む世界がまったく新しくなる時が来るとイザヤは預言しています。「先のことは思い出されない。」と書かれて います。「先のこと」というのはこれまでのいろいろな苦しみのことです。人間が破壊した自然が苦しんでいたので すが、それがすべて消えてしまうという意味です。

 そして16節を見ると、自然は本当の喜びを表すものとなり、また神様は、エルサレムを世界の中心にして、ご自分 の民イスラエルを喜びとされると書かれています。今、エルサレムでは争いが続いています。多くの人の命が奪われ 、多くの涙が流されています。しかし、将来、神様が支配する時が来て、エルサレムに神様の栄光が現れることが預 言されています。その預言が成就するまでは、さまざまな苦しみがありますが、その後に、エルサレムが世界の中心 となって神様の支配する時代が来るというのです。

 (2)人を新しくされる神様
 しかし、神様の働きはそれだけではありません。神様は、世界を新しくするだけではなく、神様の働きは私たち、人 間に対してもなされるのです。この世界に住む人々が変えられるのです。悲しみや泣き声がない時代が来る。人々の 命が長くされる時が来る。100歳で死んでも早死にだと言われるような時代が来ると預言しています。そして人々の 生活や仕事も神様の祝福に満ち溢れる時代が来るのです。今年も黙示録からのメッセージを続けますが、世の終わりの時代、聖書は、復活して、今、天におられる御子イエス・キリストがもう一度この地上に来られることを預言して います。これをキリストの再臨と言います。キリストが再び来られるという意味です。その後にイザヤがこの箇所で 預言していることが実現すると思われます。神様が世界を新しくし、人々を新しくしてくださるということです。神様が一番関心を持っておられるのは、自然や世界ではありません。一人一人の人間です。罪に生きていた私たちが新しい人生を始めることを願っておれらます。神様は、今、この瞬間も生きておられ働いておられます。そして私たち 一人一人が与えられた人生を力の限り生きることを願っておられます。私たちには神様から与えられたたくさんの力や才能や良いものがあるのに、自分勝手という罪のために、私たちの心がゆがんでしまってうまく生きれなくなって います。しかし、神様は、そんな私たちの心もまったく新しくする力を持っておられ、また、私たちの心、私たちの 生活がまったく新しくなることを願っておられるのです。

 12月24日に熊谷でミッションバラバのクリスマス会がありました。4人の元やくざの人たちが、どのようにして神 様と出会って人生が変えられたのかという体験談を話してくださいました。今、日本にやくざと呼ばれる人たちが4万人いるそうです。いろいろな悪いことをやってたくさんの金を稼いでいます。しかし、彼らはたくさん稼ぐけれど も、その金はすぐになくなってしまうそうです。彼らの多くは、今の生活を止めたい。普通 の生き方をしたいと思っ ているそうですが、やくざ生活しか知らないと、普通 の生活、普通の仕事ができないのです。しかし、彼らは、奥さんや親の必死の祈りによって、神様と出会うように導かれてクリスチャンになりました。彼らの体験はたくさんの本にもなっています。そのような本の写 真を見ると彼らの昔の顔と今の顔はまったく違います。同じ人間とは思えないほどです。昔は目が釣りあがって怖い顔なのですが、今はにこにこして笑顔があふれています。このように、神様は 、どんな人間の人生をもすっかり変える力を持っています。あなたのこれまでの人生がどのようなものだとしても、 神様はそれを新しくしてくださいます。神様は、昔、天と地を創って、そして働きを止めて休んでいるのではありません。神様は今も確かに働いておられます。あなたの人生にも、神様は新しいことをしてくださいます。もう昔のことは思い出されず、涙が喜びに変えられます。すべてを新しくする力を持っておられる神様の約束を信じましょう。 この世界がどのような状況になっても、私たちには希望があります。この希望がありますから、私たちに絶望はありません。クリスチャンには永遠に続くものが3つ与えられています。信仰と希望と愛です。これをしっかり握って21世紀を歩みましょう。

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