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礼拝めっせーじ
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礼拝説教
2001-07-15『神の裁きが始まっている』(黙示録6章1-8節)
この書物の最初の言葉がそれを教えていると思います。1章1節に「イエス・キリストの黙示」と書かれています。しかも「将来に起こるはずのことを示すため」とあります。結論としてヨハネの黙示録が私たちに伝えているのは、将来、私たちが見るイエス・キリストの勝利であることがわかります。全部で22章ありますが、4章から将来起きることが書かれています。4章と5章はその導入部でした。5章で、7つの封印で閉じられた巻物がイエス・キリストに手渡されました。天国で「小羊」の姿をしたイエス・キリストだけがこの巻物を開くことができるのです。聖書は、人間の歴史にも終りが来るとはっきりと述べていますが、その終わりがどのように進んでいくのか、それはこの巻物が開かれて行くことによって分かります。その巻物を開くことができるのはただイエス・キリストだけです。つまり、これからの私たちの世界がどのように進んで行くか、それを支配しておられるのは、今、天におられるイエス・キリストであるということです。
世の終わりの時には様々な恐ろしい神のさばきが起きると教えています。しかし、すべてのことはキリストの支配の中に行われているのです。ですから、イエス・キリストを神と信じる者は、これから、この世界に何が起こるとしても恐れる必要はありません。イエス・キリストが私たちを守ってくださるからです。ヨハネの福音書の3章16節の有名な言葉をご存知でしょう。「御子、すなわち、イエス・キリストを信じる者は、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つ」と約束されています。私たちは、現実の罪や悪が力を持つ世界を見るときに、信仰がぐらつく時があります。このような時代、このような世界を見る時に、本当に神様がこの世界を支配しておられるのだろうかと考えることがあります。ヨハネがこの黙示録を書いた頃に生きていたクリスチャンもそのように考えていました。信仰をもったために、激しい迫害を受けて、毎日の生活が苦しみの連続でした。ヨハネが黙示録を書いたのは、そのような苦しみを経験していたクリスチャンたちを励ますためでもありました。ですから、この黙示録は、今生きる私たちにとっても励ましの書物と言うことができます。今、あなたが、信仰を持っているために苦しみを経験しているとしたら、是非、この黙示録のメッセージに耳を傾けてください。世の終わりの時代に神の裁きが始まります。しかし、御子イエス・キリストを信じる者は決して滅びることがなく、永遠のいのちが約束されているのです。
今日の個所は、神の裁きの始まりを表しています。4つの封印が開かれますが、一つの封印が開かれるたびに、人が馬に乗って現れます。これは、神様の権威ある働きによって歴史が動いて行くことを意味しています。聖書では、馬と言う動物は勝利や力を示すシンボルとして使われています。ですから、これらの馬は神様が神の計画を行うために用いる力を意味すると考えられます。最初に現れるのは白い馬で、そしてこの馬の後に3頭の馬が続いて登場しますので、これら4頭の馬はそれぞれ関連があることが分かります。最初の馬は白い馬で、乗っているのは勝利者のように見えました。神の裁きとして最初に現れるのは勝利者のように見える者、つまり、偽キリストを表していると考えられます。このことは主イエスご自身も預言しておられました。
の24章24節を見ると、イエスは次のように言っておられます。「にせキリスト、にせ預言者たちが現れて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。」にせキリストと呼ばれるのですから、キリストに似た姿をして、キリストが行うような働きをして人々を惑わすのだと思われます。世の終わりに神の裁きが下る前に、この世界が一時的な平和を経験することを表しています。人々は、誰も、平和を求めて生きています。ですから、偽キリストは偽りの平和を実現すると約束することで人々を惑わすのです。旧約聖書の時代に偽預言者がたくさん現れました。特に紀元前600年ごろ、ユダヤ人の国がバビロンによって滅ぼされる前には、偽預言者が多く現れました。神様の計画はバビロンによってユダヤ人の国を滅ぼすことでした。それは神の裁きでした。ところがユダヤの国の偽預言者は「バビロンとの戦争に負けることなんかない。平和が来る。平和が来る。」と言っていたのです。ユダヤの国の人々はこのような預言者の言葉にだまされて、バビロンとの戦争に負けないと思い込んでいました。20世紀にも似たようなことが起こりました。ヒットラーは自分を平和主義者と呼びつつ、自分の計画を進めてオーストリアやチェコスロバキアを自分の国に加えて行きました。しかし、ヨーロッパ他の国の政治家の多くは彼の言葉にだまされていました。1938年にイギリスの首相がヒットラーと会談をしてイギリスに戻った時に、彼は、胸を張って一枚の紙を振りました。そこにはヒットラーがヨーロッパの平和を約束した言葉が書かれていたのです。ナチが1939年にポーランドに侵入して初めて、ヨーロッパの連合国はヒットラーの本当の姿に気がついたのですが、すでに時は遅すぎました。第二次世界大戦を避けることはできなかったのです。白い馬に乗っている者は弓は持っていますが矢を持っていません。そして勝利の冠が与えられています。彼は戦争や力で勝利を得るのではなく、ずるがしこい知恵を使って人をだまして世界を支配する権力を手に入れると思われます。世界の人々は一時的な平和を経験しますが、それは決して長続きしないのです。
イエス・キリストが第二の封印を開くと赤い馬が現れました。火や血の色である赤という色は戦争や死を表す色です。(参照12章3節)一時的な平和をもたらした偽キリストは、すぐさま、その本当の姿をあらわし、矢のない弓を捨てて剣を手に持ちます。これらすべてのことは神様の許しの中で起こります。偽りの平和が崩れて戦争が始まります。このことは主イエスご自身が預言しておられます。「あなたがたは戦争のことや戦争のうわさを聞くでしょう。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。」(マタイ26章6―7節)これまでに人間が経験したことのないような殺し合いが始まります。聖書は常にイスラエルの民を中心においています。人間の歴史全体も、その中心はイスラエル、エルサレムにあると見ています。ですから、この偽キリストは一時的な平和をもたらすのですが、恐らく、西洋の世界のリーダーとしてイスラエルと平和条約を結んで、今も争いが続いているイスラエルとアラブの世界に平和を実現するものと考えられています。しかし、その平和は短く、すぐにこの偽キリストは世界をすべて自分のものにしようと恐ろしい戦争を始めるのです。
イエス・キリストが第三の封印を開くと黒い馬が現れました。馬に乗っている者は手にはかりを持っています。黒という色は飢饉、ひどい飢えと関係しています。戦争が起きると、当然、飢饉も起きます。ヨハネは声を聞きますが、その声は「小麦一枡が一デナリ、大麦三枡も一デナリ」と叫んでいます。一デナリとは、昔の一日の給料でした。一日一生懸命働いても小さなパン1つ買うことができるだけなのです。アフリカや北朝鮮で飢饉が起こった時に、テレビにやせ細って骨と皮だけになった子どもの姿がうつしだされるのを見ると本当に胸が痛みます。しかし、そのような飢饉が世界的な規模で起きることが預言されています。これから戦争が起きると、必ず核兵器を使った戦争になるでしょう。その結果、世界の作物は食べられなくなります。以前、ソ連のチェルノブイリで事故が起きた時に、ヨーロッパではたくさんの牛乳が捨てられました。ソ連から遠く離れた国で作られた野菜もたくさん捨てられました。一つの事故の結果、これだけの影響が及んだのですから、核兵器を使った戦争が続くと世界中が飢饉を経験することは当然と言えるでしょう。
そしてイエス・キリストが4番目の封印を開くと青ざめた馬、あるいは灰色の馬が現れました。そしてその名前は死であり、その後にハデスが続いたと書かれています。死とは、私たちの肉体の死をいみしています。ハデスとは「見えない世界」を意味し、死後の世界を指しています。ですから、ハデスは死んだ人の魂に関わる世界です。黙示録の1章18節を見ると、主イエスは、ご自分のことについて次のように言われました。「わたしは死んだが、見よ、いつまでも生きている。また、死とハデスの鍵を持っている。」キリストは私たちの罪の罰を受けるために、十字架にかかられましたが、三日目に死から復活されました。主は死を滅ぼした方です。そして、御子イエス・キリストを信じる者は、たとえ体は心でも魂は生きると約束されているのです。それは主イエス・キリストが死とハデスの鍵を持って おられる、その世界を開く権威も閉じる権威も主イエスは持っておられるという意味です。イエス様は、十字架にかかる前に弟子たちに言われました。「わたしが生きるので、あなたがたも生きるからです。」
によって多くの人が死にます。地上の人口の4分の1が死ぬと言われています。現在の世界の人口が60億ですから、15億人が死ぬのです。8節を見ると、その死は剣と飢饉と死病と地上の獣によってもたらされると書かれています。剣は戦争です。そして飢饉が起こります。そして死病が起きるとあります。その次には地上の獣と書かれています。そんなに多くの人間を殺すことができる獣がいるのかなと不思議に思いますが、ある人はこれはねずみではないかと考えています。ねずみが死病をもたらすと考えられます。14世紀にヨーロッパで起きた黒死病はねずみが原因でした。この病気によってその頃のヨーロッパの人口の4分の1の人が死んだのです。
は恐ろしい神の裁きを物語っています。旧約聖書の預言者が預言したことは皆、実際に起こりました。この世の終わりも、聖書が2000年前から預言していたように起きるのです。今は、何も起きないように感じるかも知れません。しかしノアの洪水が突然起きたように、必ず聖書の預言は起きるのです。第ペテロ3章9節にこのような言葉があります。「主は、ある人たちが思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなた方に対して忍耐深くあられるのです。ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。」
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